PCケースにHDDを取り付ける

ドライブベイの位置を確認して増設時の取り回しも考える

PCケースにはドライブベイと呼ばれるHDD用の3.5インチベイに加えてSSD用となる2.5インチベイが設置されているものが多い。なのでHDD、SSDとどちらでも柔軟に装着可能となっているが将来的に増設も考えているなら最初に設置する場所も工夫して設置した方が増設時の作業が楽となる。

 

またドライブベイはPCケースによって配置が様々なケースもあるので設置する前に必ず確認をするようにしておこう。

 

HDD取り付け時の注意点

昔ながらHDD固定法といえば両端に4本のネジで固定する手法が一般的だった。しかし現在はケースごとに固定方法が異なっているケースが多い。なので設置前にPCケース付属のマニュアルを一読しておくと失敗も少なくなるはずだ。

 

基本的な設置方法はドライブベイの専用トレイを取り出してHDDを固定。そして元に戻すのがスタンダードなPCケースのHDD固定法になっている。

 

作業自体は単調なのだがHDDはSSDに比べて衝撃に弱いパーツである。そのため作業中に強い衝撃を与えてしまうと故障や不具合が発生してしまう原因になるので細心の注意を払ってHDD取り付けを行っていこう。

 

PCケースにHDDを取り付けるコツ

最も一般的なPCケースにHDDを取り付ける方法を解説していきます。PCケースによって設置方法は若干の違いがあるので設置前にPCケースのマニュアルは必ず参照するようにしてください。

 

(1)HDDを箱から取り出す

通販やパーツショップで買ってきたHDDを箱から取り出していこう。この際も衝撃には注意。丁寧に優しく箱、保護材を剥がしていくように。

 

(2)トレイを外す

基本的にHDDなら3.5インチベイにサイズが合うはず。なので3.5インチベイのトレイを引き出して取り外そう。ロック式の物が多くトレイの両端をつまんで引き出すと引っかかることなく抜けるはずだ。これもPCケースによって若干の違いがあるので注意。

 

(3)トレイの底部からネジ止めする

トレイを取り出してHDDを設置したらトレイの裏側を確認して欲しい。基本的にHDDを固定する際は側面、底部のどちらかにネジ穴があるはず。それを使ってHDDを固定させるのが一般的になっている。どちらでも良いので自分が作業しやすい方向でネジ止めをしていこう。

 

(4)トレイへのHDD設置完了

ネジ止めしたらトレイにHDDの設置は完了だ。取り回しテクニックだがトレイの手前側をお尻にして右側面に端子類を配置してあげると設置後の配線がしやすくなる。

 

(5)ドライブベイにトレイを戻す

最後は設置されていた場所にトレイを戻せばHDD設置は完全に完了となる。トレイは基本的に奥まで差し込むと自動でロックがかかる仕組みになっているケースが多い。カチッといった音が適正な設置だと判断しても良いだろう。